今月が決算月なのに、契約内容が決まっていない、、、ついつい、悪い方を想像してしまう、、元気玉をくれ!
また、、グルグル、グルグル、、グルグル、グルグル、、、が始まった。
グルグル、グルグル、、
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建築技術者を集め、建築施工図作成を本業とする会社・・・・を始めたつもりだった。
ところが、マメみたいな会社からすると、全く太刀打ち出来ない事が、ゆっくりと起きて来る、、。
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真綿で首を絞められる、、、まさに、それだった。
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26年前、この会社を作った。
その頃は、パソコンなんて無い、、手描きで図面を描いた。
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製図版に、トレーシングペーパーが貼り付けられている。
折りたたんで郵送で送っても、しわくちゃにならない美濃紙に、自社の用紙枠が印刷されていて、それを支給してくれるゼネコンもあった。
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目的の図面、、たとえば『躯体見上げ図』を作図する場合、、
A1用紙の左上に平面、その右とその下にXY方向の断面、右下に部分詳細図と、建物全体の、どの位置を作図したのか分かるように、キープランがある。
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敷地が四角で、簡単にレイアウトできる、、、そんな敷地は無い訳で、、
また、建物の用途や使い勝手は、施主や設計の考えで千差万別になる、、。
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A1用紙に、1/50スケールの図面をレイアウトすることは、なかなか難しいのだ。
CADで描くようになって、後からレイアウトを考える者が増えて、、
そもそも、何の為の図面を描こうとしているのか、、”描かされている者”の図面は、『絵』でしかない、、『図面』になってないのだ、、。
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手描きの頃、、『絵』か『図面』かの違いは、、、
基準となる、通り芯のレイアウトをしただけの段階で、、分かってしまう場合もある。
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そう、、ベテランには、その能力がある、、、が、若手には、”それ”が無い、、
1/50らしい図面にはなるが、、、詳細図である1/10、1/5、、原寸が、なぜ必要か、、
”痒いところを図面にしておかないといけない理由”が、分からないのだ。
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しかし、、BIMで作図してもらうと、2次元と3次元を行ったり来たりして作図する事になる。
その作業を、ベテランが後ろから見ていると、、ほんの、ある一瞬に、、”あれ?”っという場面を見つける事ができるのだ、、。
2次元だけの、今までのCADでは、その”あれ?”のところまで、閃かなかった。
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これは、手描き図面の頃の、レイアウトしただけの図面を見て、感じ取れた何か、、、に近い感覚なのだ、、『こいつ、、分からないで描いてる、、』。
ベテランが、新人たちがBIMをやることで、”生き返る”事が出来る、、と思える瞬間だった。
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と、、まぁ、、技術を売りにした会社なのだが、、
そんな我々施工図屋を、、”派遣”という括りの中に入れるようになって来たのだ、、。
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技術を売りにしているのに、”人を売っている”みたいに言われると、、
『違うよ!』と言い返したい。
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徐々にOA化は進み、アナログの世界は終わってしまった。
天安門事件の後、中国は世界の工場になった、、
我々施工図の世界でも、今や中国は重要な”工場”だ。
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しかし、、我社にとって、中国が”工場”になる、、という事は、”初期の図面作成”という仕事を奪われるという事になるのだ。
これは、誰でも通る”新人の時代”に、技術力を養うチャンスが無くなることを意味する。
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まぁ、、現在は知らないが、賃金格差は1/20だったから、”舞台に立つことも出来ない”ということだ。
そこに、消費税が絡む事になる。
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そのたびに、景気は、止まった時間を迎える。
『その手前で、景気が良かった期間があるだろう』と言うかもしれないが、やれる仕事は1人工でしかない。
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景気に、どんな波が有ろうと、1人でやれるのは1人工、、せいぜい頑張っても、、1.2人工くらいかなぁ、、。
その後に、『0人工』となる期間が発生する、、と言いたい訳だ。
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さて、、今日も事務所では、自主的なBIM研修をしてもらっている。
まぁ、、、現在の建築業界では、BIM利用は、まだまだ、ほんの入り口に到達した程度だ。
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何でもそうだが、『分岐点』というものがある。
ある日ある時、、基本設計から実施設計、施工図から製作物の施工図、、最終的なビル管理まで一貫したものを、BIMを利用する事で、効率的にやれる日が来るのだろう。
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しかし、、そんな便利な日が来る、、という事は、中間で動くことを仕事としている”施工図屋”は、必要無くなる、、、のだろうか?
何かに投資して、利益が出始める、、そこを”損益分岐点”と言うが、、『頑張れば、損益の益が出るところに到達する』というのであれば、、まぁ、頑張れるだろう。
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それが、我々を必要としなくなる分岐点、、となるならば、、それまでに、何か新しい魅力的な仕事、、というか、分野というか、、を、見つけなければならない訳だ、、。
いや、、その前に、、派遣業法が、またまた改正されるようだ、、。
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今までのような契約は、出来なくなるのか?
分岐が来る前に、、別の分岐が来る、、。
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どれもこれも、、明るい未来には見えない、、。
せめて、未来を覗く道具?であるBIMの習得をしておくほかは無い、、。
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グルグル、、グルグル、、、、、グルグル、、グルグル、、
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