施工図屋って、、なに業になるのか? サービス業ですよ、、。
ギリギリのところで、歯車が回っている。
いや、、回っていると思い込んでいるのか?
仕事は、空きが無い程度に、それなりにもらえている。しかし、利益が出る程に、好条件でもらえている訳ではない。このご時世、仕事があるだけ、まだましなのだ。
昨日、同業のIさんから電話が来た。堅実な経営をしている方だが、『仕事に空きが出そうだ・・』とのこと、、。
ただ、彼の事務所は、我社の、、1/3程度かと思うが、何か一つ来れば、何とか持ち越せるのだそうだ、、。
我社は、そうは行かない。中途半端な規模と人材なのだろう。無いと当然困るが、有るとダブった提出となったりする。幸い、今は、それを乗り切っている。
しかしだ、、。どうも、資金繰りは、そうは行かない。元々、98年の安定化策での借入が、利益償還できていない。だから、いまだに尾を引いている。
経営者としては、ダメの烙印を押されている。
銀行からも、保険屋からも、得意先や同業者からも、『社員に、いい顔し過ぎているんじゃない?』と言われる。
いやいや、、そんなに良い給料を払っていない、、と思う。
最低限度の保障をしよう、、としているだけだ。
派遣!派遣!と言うが、昔から、社会保険、厚生年金、労災失業保険、退職金の積立、労災で不足するかもしれないので、僅かであるが、保険に加入している。
いわゆる”社員”そのものだ。派遣業法で、とやかく言われる”日雇い派遣”みたいなものは、元々やってない。一般派遣ではなく、特定派遣なのだ。
この”派遣”という名前、、どうにかならんものか?
今の仕事のやり方は、限りなく請負に近い委託と思っている。
言われたことを、言われたようにやるようなレベルの仕事、、、ではない。
施工図は、『チェック機能を働かせながら、いかにして設計に則した建物を造るか』を突き詰めた図面であるから、それなりの知識と経験が無ければ、描く事はできない。
更に、それを『調整し、まとめて行く』となると、派遣業法に謳われている”派遣”の範疇に入るのか?と思わざるを得ない。
でも、我々の仕事は、”派遣”なのだそうだ、、。
・・・。
・・・。
さて、郵政の方は、会期を延長してでも、改正されようとしているらしいが、、、派遣業法の方は、どうなるのだろう?
私は、24歳から施工図屋の世界に居て、今年56歳になる。調整作業は得意だったが、”納まり”そのものは、勉強不足で、足りないところが多い。口だけ達者な奴だ。
しかし、ずっと、建築業界で仕事をさせてもらっている。私がやっている仕事は、、、何なのだろう?
今”派遣”という名前を聞けば、”違法スレスレの仕事をしている”と勘違いされないだろうか?
今日、銀行の人と、借入の打合せをしていて、何度も説明しているのに、『分かってもらえない仕事なんだなぁ、、』と、実感させられた。
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