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2010年6月18日 (金)

個人事業主から派遣になる・・・って、、

来週25日に特定派遣の研修会がある。

そこに、同じ時間帯で、得意先から呼び出しメールが来た。どうやら派遣の話のようだ。

建築の場合、”派遣”と言うものが何なのか、よく分かっていない人が多い。私も、その一人だ、、、。まぁ、、立場上、、多少、知っている方かな、、。

しかし、派遣する側だけでなく、受け入れ側にも、色々と知っておかないといけない事があり、社内講習が出来ている会社と、そうでない会社が、極端に分かれている。

『えぇ、、っ、、そうなの?』と言う話の連続だと思う。

だが、あの大企業が、、そこまで知らない事があるのか・・・ホントか? と思ってしまう。

・・・。

個人事業者については、前々年、法人については、前々事業年度(基準期間)の課税売上が1000万円を超える事業者は、消費税を納める義務があることになる。従って、1000万未満であれば、消費税を払わないで済む・・・と言う事になるのだが、、。

建築業界は、個人事業主の塊みたいなものだろう。

派遣において、私のような派遣元責任者は、自らを派遣できない。

独立したばかりの頃は、どう考えても、自分ひとり、、、と言うのが、一般的だろう。端から、10人、20人と社員が居て、、なぁんて、あり得ない。

何とか仕事をもらって生き抜く訳だが、バブルの頃のように、月に120万とか130万とか稼いでいるなら、当然、年商は1400万~1600万となるだろうから、消費税を納めないといけない。

しかし、その辺の額を稼ぎ出せていた者は、現在であるなら、70万~80万、、多くて100万であろうか、、。

消費税を納めないで済む790,000円を稼いでいたとしよう。1年12カ月で9,480,000円だ。

請求額には、消費税の39,500円が加算され、829,500円となり、1年12カ月では、9,954,000円となる。

1年12カ月で474,000円の消費税となるわけだ。これを納めないで済む。

ところがだ、、。

我々施工図屋がやっている仕事のやり方が、”派遣”と言われるようになって来たのだ。

”限りなく請負に近い委託、、、”と思い、目一杯に仕事をしていたのに、、、指示命令を受けて仕事をしている”派遣”と言われるようになってきたのだ。

個人事業主、、、一匹オオカミ・・とも呼ばれる。プライドを持って、仕事をしている人が多い。だからこそ、建築の交渉人である調整役を任される訳だが、、。

個人事業主である”一匹オオカミの施工図屋”は、当然、派遣申請は出来ない。一人親方が、自らを派遣できないからだ。

渋々、派遣会社から派遣してもらう事にする訳だが、、、せいぜい5%も撥ねられれば済むのか、、と思っているが、、あり得ない。

日雇い派遣が禁止される、、まぁ、、次の国会まで延びてしまったが、、登録型もダメになるだろう。いわゆる一般派遣の内容では、すべてダメになるようだ。

『派遣される者が、社員または契約社員であるならば、派遣出来る』と言うのが、特定派遣だ。これならば許されるようだ。

しかし、ここにミソがある。契約社員って何?、、だ。

契約社員であっても、社会保険、厚生年金、労働保険に加入している必要があるのだそうだ、、、しかし、これって普通の社員の事じゃないか、、。契約期間後も、次の仕事を与えないといけないのだそうだが、、ますます、、それは社員だろ?

会社側が、そこまでリスクを負うとしたら、5%程度で済むはずがないではないか、、、。

社会保険、厚生年金、労働保険、、社員は支給される給与総額から、これを差し引かれる、、、、実は、会社も同額を足して、各関係に納付しているのだ。

どうして、それが僅か5%なのか?あり得ない。

さて、、、先ほどの話に戻ろう、、。

この消費税474,000円を納めないで済んでいた者が、社員となったとしよう、、。

大雑把な計算だが、、。790,000円の5%、、39,500円を、派遣会社が撥ねるとすると

790,000-39,500=750,500を支払い総額となる。

750,500×8/1000=6,004円 の雇用保険料

健康保険・厚生年金は、40,575円48,682円で、合計89,257円 

源泉所得税は、交通費を0円として、健康保険・厚生年金分が控除されるので、750,500-89,257=661,243を税額表からみると、56,930円

750,500-6,004-89,257-56,930=598,309円

なんと、『約20万円も減った!』と思っているだろう、、。おまけに、『ポケットに入っていた消費税39,500円も、持って行かれた!』と思うだろう。

ちがうよ!

派遣される者が、たった一人、、なんて、あり得ない。5人、10人、20人、、と居ないと、派遣元責任者の給料が出ないだろ?

と言う事は、、課税売上は、1000万を間違いなく超している訳で、消費税を納めなければならない、、。

更に、↑で計算した、雇用保険や健康保険・厚生年金は、同額を会社が負担するので、6,004+56,930=62,934円となるが、、、撥ねた額は、5%の39,500円だけなのだから、23,434円の赤字になる。

その他、スズメの涙かもしれないが、ボーナスがあるだろう、、、。年に1回の健康診断もあるなぁ、、。月に1回は、飲み会などもやるだろう、、。事務所の家賃、電気、ガス、水道代、、、。電話代も要るなぁ、、。そして、派遣元責任者の給料もある。事務員の給料も必要だ。諸々の維持費も掛るだろう、、、。

実は、その人へ支払う給料の総支給額に、20~30万はプラスした請求をしないと、話にならない・・・と言う訳だ。

仮に、20万をプラスした額が、790,000円だとすると、差し引き590,000円、、。そこから、スズメの涙のボーナス120,000円が2回出たとして、12カ月で割ると20,000円、、。これを差し引くと、570,000円、、これが支払い総額とすると、、。

570,000×8/1000=4,560円 の雇用保険料

健康保険・厚生年金は、30,296円43,971円で、合計74,267円 

源泉所得税は、交通費を0円として、健康保険・厚生年金分が控除されるので、570,000-74,267=495,733を税額表からみると、28,320円

570,000-4,560-74,267-28,320=462,853円

これが、手取りだ、、。

まぁ、、これに、年2回の、スズメの涙のボーナスが、プラスされる事になる訳だ。

さて、派遣会社の方は、撥ねた20万から、雇用保険、健康保険、厚生年金の同額、4,560+30,296+43,971=78,827円を差し引くと、121,173円、、。

そこから、年に1回の健康診断。月に1回の飲み会。事務所の家賃、電気、ガス、水道代に電話代、、、。そして、派遣元責任者の給料、事務員の給料、、諸々の維持費、、。

幾ら残る、、?

派遣される者が、10名程度だと、撥ねる額が20万では不足する。30万は必要となる、、。570,000円から始めるのではなく、470,000円から計算し直すと、、、

470,000は、48等級で 3,322円 の雇用保険料

健康保険・厚生年金は、25,427円36,904円で、合計62,331円 

源泉所得税は、交通費を0円として、健康保険・厚生年金分が控除されるので、470,000-62,331=407,669を税額表からみると、16,890円

470,000-3,322-62,331-16,890=387,457円

ふぅ、、、やっと給料計算が終わった、、。

うん?違うよ、、違う、、。住民税が抜けている!

何だかんだで、、バブルの頃に120万~130万も稼いでいた人が、、手取り35万、、だなぁ、、。

多いんだよ、、バブルの頃に独立して、個人事業主になった人、、今、、40代だなぁ、、。

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