その先が問題なんだ。
昨日は、動線シミュレーションの打合せのため、相模大野まで行って来た。大泉学園からは1時間15分程度のはずなのだが?何故か時間が掛った。
打合せをしていて、簡単なことだけど、検討していない事が多いと気付かされた。現実の世界は、説得力がある。
何かあったとき。それは火災であったり、地震であったりと、色々なことがある。その程度も様々となる訳だ。まぁ、、明らかに避難誘導しないといけないような、そういう極端な状況は、想定されているものだ。
しかし、ほんのちょっとした事、たとえば”誤報?”の場合もあったりする。だが、それでも”発報”してしまう場合や、”発報”に至らない場合などがあるものだ。と言うか、いちいち”発報”されたって困ってしまう場合だってあると言う事だ。
現場には、色々な事情があり、その場合に、どういう状況が想定できるか、それを事前に知っておくべきが管理者の仕事となる。
さて、一番の驚きは”火災時、あるいはそれに至らない場合でも、消防自動車なりが来て活動するとき、その場所と避難経路がダブっていると言う事だ。建物を造っている時は、結構気にして打合せもするが、造り上げてしまい、いざ使う立場になると、まるっきり理解していない”素人”に成り下がっている事だ。仮にも、施工図屋として”造るための図面”を描いているくせに、初めて建物に入ると”素人”になってしまうのだ。
非常用エレベータは、消防隊が進入するためのもので、避難に使うものではない。しかし、その手前や先では、ダブっている場合がほとんどだろう。そんなに余裕のある、大きな建物ばかりじゃないからだ。
まぁ、建物内の検討すべき点は、それなりに知っていたつもりだったが、建物の外で問題がある事を知ったのだ、、が、、うーーん、そこまでは考えていなかった。
建物の外に出て、ちょっとした広場があるのだが、まぁ、、普通は、その辺に避難して来るとシミュレーションも終わりで、その先は検討しないものだ。ところが、その広場が道路に面しているから”安全”かと言うと、実は、道路と広場の間には柵があり、柵を乗り越えないと、その先に逃げられない状況だったりするのだ。
そして、驚いたのが、その避難するであろう広場は、おそらく消防自動車が沢山停まり、消火活動の拠点であったりするのではないか?と、思われるからだ。
過去に何度も、建物管理者と消防は打合せているであろうが、まぁ、互いに担当者は代わって行くものだ。完璧な申し送りをしたとしても、実際に避難訓練を共同でやったわけではないだろう。更に、建物に来る人々は、普段は、その建物に居ないという、いわゆる”不特定多数の人たち”が避難するわけだ。毎回、避難する人が異なることになる。そうすると、管理者たちが、いかに避難誘導するかに掛ってくる。
管理者たちは、毎日毎日、その建物のことを考えている。しかし、色んな場合の”動線の考え方”を管理者同士で共有できているかを確認しておかなければならない。更に、その建物を利用したいという人達とも、その考え方を共有してもらわないといけない事になる。まぁ、、この辺を強調してHPをまとめたつもりだったが、その建物の外の、更に外までは及ばなかった。
打合せの帰り、駅周辺では、白と黒の服装で、インディーズヴィジュアル系ロックバンド???のコンサートを聴く?観る?ための人たちで溢れていた。
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コメント
>施工図屋として”造るための図面”を描いているくせに、初めて建物に入ると”素人”になってしまうのだ。
この言葉、強く共感致しますね。
設計図はあくまでも設計者の想定の元で起こされた三次元想定図であり、使い勝手は設計者の想定を越える事は時として当たり前なのかもしれません。
建物の廊下が何処に通じているかを知っている人の逃げ方と初めて来た人の逃げ方とで違うでしょうし、避難方向を表示された所で、初めて通る廊下よりもいつも使う廊下を通りたいのが心情でしょうから、この辺を加味するとなると複雑怪奇になりますからね。
投稿: たっきぃ | 2008年3月15日 (土) 00時27分
>たっきー さん
使い始めて、初めて問題に気付くと言うか、何とも情けない話しは、あり得るわけで、でも確かに検討不足と言えるものが目の前にあるのは、、、どげかせんと!
と、まぁ、、思いはするけれど・・・。
と言う、建物管理者は、多いはずですからねぇ、、。
投稿: 一級能書士 | 2008年3月15日 (土) 08時18分